先日は大きなサイズの掛け軸の複写、サイズはおおよそ2mx2.5m。
数百年前の絹本著色の細密画、絵の具には金色が多く使われているのでライティングも少し工夫がいります。
お客様の要望で出来るだけ細いところまで確認できるようにとのことなので、手持ちのデジカメではこれだけの細密画にはとても太刀打ちできません。
そこで後からパノラマ合成をすることを前提に複写することにしました。
高さも必要なので古い大きなヘッドを持った三脚を使用します。
そして分割数に応じて床面に基準ポイントを作っておきます。
センターポストに古いレーザーポインターを取り付けて三脚の位置決めをします。
三脚は左右上下に動かすのでこうして確認できるポイントが有ると少し安心できます。
ライティング、撮影とも順調に進み最後はフォトショップで1枚の画像にパノラマ合成しました。
出来た画像はまずまずの仕上がり、後はお客様に確認していただき結果を待ちます。
手持ちの機材で挑戦しましたが作業を振り返ると改善点がいくつもあることに気付き反省、改善を加え次回はもう少し大きなデータサイズに挑戦してみたいと思います。
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