一週間ほど前からモニターの色とプリントの色が少し違い違和感を感じるようになりました。
わずかな違いは頭の中で補正できるのですが、今回は少し違います。(画面右がモニター左2枚がプリントで上が補正前、下が補正後この写真は少しわかりにくいですが上側のプリントが少しビビッドな感じ)
そういえば一週間ほど前から急に冷え込み始めた感じで汗をかかなくなったような・・・。
毎日、条件出しのプリントをして営業用のプリント直前には更にもう一度実施するのですが、モニターとプリンタのズレは収まりません。
色の違いはハイライト側が特によく目立ちモニターと比較してイエローが抜けてマゼンタが目立ちます。
過去の経験からモニターの方が安定しているのですが、キャリブレーションはモニターの方が簡単にできるので、まずはモニターのキャリブレーションからはじめます。
もう一度、スキャナーを使ってちゃんと色を近づけますて載せます。
肌の色が違うのがわかると思います。
今回のように色が変化すると、急激にプリントロスが増え、効率が悪くなり仕事が辛くなります。
結局、プリンターのキャリブレーションをやり直すことで落ち着きました。
この辺りは、プリンターのプリント条件維持のチャート測定だけでは追い切れないところでしょうか?
安定したモニターのおかげで銀塩プリントの変動がよくわかり、キャリブレーターの活用によりプリントも昔に比べはるかに楽になってきました。
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うら (火曜日, 08 11月 2016 10:16)
フジのフロンティアでの出力をするとモニターとは違った色になりませんか?
昔ピクトロ時代。
フォトショップでグレースケールを作ってプリントしたところ、ニュートラルなグレーにならない。
ある濃度域でマゼンタ薄くのっていました。
今回アップされた画像の上の方のグレースケールとほぼ同じです。
お店のモニターは、キャリブレーションをしています。しかしプリントすると結局フジの考える良い色に置き換えられてしまう。
なので最近はフジが補正しやすいように、色数の多い、ほんの少しだけ黄色に傾いたデーターをフロンティアに与えています。
PX-H9000の方はプリントキャリブレーションしているのでモニターに忠実な色が出ます。
フジからもらったPX-H9000用のフロンティア近似色のプロファイルをあてるとフロンティアで出したようなマゼンタがのった色になります。
いろいろ考えるとプリントして納品が前提の場合、どうしたら良いのか迷ってしまいます。
撮影したスナップをDVDに入れてお客さんにお渡しする。
そのお客さんがキタムラなどに行き、自分自身で機械を操作してプリント。
その時には自動補正はOFFにできないはずだし、そんなことも考えないはず。
ならば自動補正で綺麗にプリントされるデーターを渡したほうが良い。
撮影者がデーターをモニターで調整しすぎて、調整幅の少なくなった色数の少ないデーター。
フロンティアに通すととんでもない色になることがあります。
なにもしないほうが綺麗な時が多い。
その経験と、いくらモニターで微妙な調整をしてもフロンティアが力技で調整してしまう諦めで最近はフロンティアの自動補正が気持ち良く仕事出来るようにしています。
kanetomo (水曜日, 09 11月 2016 09:46)
モニターとフロンティア
もちろん違っていますが、人肌や彩度が低い部分ではほぼ合っています。一般的な絵柄ではほとんど問題なく思います。
グレースケールを完全に合わすことはほぼ不可能です。
PX−H9000はこう彩度域でもフロンティアより良いようですが、逆に低彩度域やハイライト部分ではフロンティアの方が良く感じます。
フロンティア、エプソン、モニターを全てキャリブレーションしていますので、フロンティアでテストプリントしてPX−H9000で本番をプリントしても違和感はほとんどありません。
大幅に、濃度行域や彩度、色の偏りが多い画ではちょっと違いがあります。
銀塩のモニター(タイミング)を専門の職種としていた経験から見た目の話ですが・・・
フロンティアの自動補正は手焼き感覚の写真には使用しません。
それは自動補正がどのように入るかがわかっているので、写真が趣味の方のプリントも自動補正は無しで元データを目で補正してプリントします。
自動補正する場合は極端な補正を除き撮影したままのデータの方が綺麗にプリントされます。
一般のお客様のデジカメプリントはこの方が効率的で綺麗にプリントできます。
機器ごとの特徴があるので、また自動補正の癖や限界もあるので、あまりに厳密な意味でのお話ではありませんが、この仕事を40年ほどやってきた経験から書かせていただいております。
この辺りのノウハウの交換勉強会を来年の春以降やるなどいうのはいかがでしょうか?
チャンスがあれば是非、大勢のご意見もお聞きしたいと思います。