写真の殆どの工程がデジタルになってスポッティング作業は死語になってしまったのでしょうか?
先日大判のプリントをインクジェットで出力しましたが、黒い部分に何故か小さな白い点が出来てしまいました。
ゴミの付着によるものかプリントデータをチェックしても白い点は有りません。(ネガフィルムから印画紙に焼き付ける工程ではネガに付着したゴミによる未露光部が白い斑点となってしまい、その部分を判らなくする為にスポッティング作業は避けられない作業でした。)
そこで今回は印刷済みインクジェットペーパーをスポッティングする事に・・・。
スポッティング用のインクは使用終了したインクカートリッジからインクを取り出して使用しています。
量は少しなので、写真印画紙の裏面に使用するインクの色を少し出して使用します。(今回はフォトブラック)
インクが少し乾いてくると水をほんの少し足して適当な柔らかさにします。
要らない部分へ付けてみればどのくらい付くか判ります。
黒い部分は見にくいのでLEDフラッシュライトを左手に持ち右手にスポッティング筆を持って黒い所にある白い点を埋めています。
小さな白い点も判らなくなりました。
細かい真っ黒の箇所もフラッシュライトのおかげでディテールがはっきり判ります。
暗い部分のスポット作業にはもってこいの照明です。
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与田弘志 (日曜日, 08 5月 2022 12:05)
昔懐かしい技術有難うございました。