最近、日本でもオフシューライティングが流行って来ました。
大勢の方がクリップオンストロボで撮影され、作品も方々で見る機会が多くなりました。
セミナーも各地で開かれ機材等とても充実して来ました。
とても良い環境になって来たと思います。
画像加工ソフト等で加工したものと、撮影時にきっちり撮った写真はその違いが写真のどこかに出て直ぐに判ってしまいます。
画像加工ソフト全盛の今でも撮影時のちょっとした気遣いが素晴らしい写真を作る事に繋がります。
今日の話しはそんな一寸した内容です。
「フェザリング ライト」です。
上の写真はキーライト1灯で撮影していて赤い矢印はライトを向けたの方向を示しています。
人物撮影では両方のライトの向きを使用します。(実際はもっと幅広くいろんな方向に向けて使用しますが・・・。)
ここではこの2つの方向についてテスト撮影しています。
左の写真はライトの芯を人物に向け、右の写真はライトを人物に対して真横に振って人物の前方に向けています。
さて、人物が立っている壁面のキーライトの光はどちらが均質(撮影した時平均した光)に見えるでしょうか?
ライト位置は人物に対して水平45度の角度になるようにセットしています。
光のあたり具合が良く判るように上の写真画像をポスタリゼーションしています。
1人だけの撮影でしたらどちらでも好みという事になるかも知れませんね。
でも、3,4人横並びの場合は右のようにライトを使うと思います。(ライトの振り方が少し極端かも知れません。)
このようにライトの芯の部分ではなく端っこ部分を使用したものが「フェザリング ライト」です。
スタジオや屋外で撮影する家族写真等はこうしたライティングを使用する事が多々あると思います。
今回のテストにはポール・シー・バフのリングライトでソフトボックスを付けたムーンユニットを使用しています。
モディファイヤーによって光の拡散の仕方や方向が違いますので、今回のテスト結果がすべてに当てはまるという事ではありません。
ご自分で使われる機材はご自分でテストして使用される事をお勧めいたします。
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くらとも (火曜日, 05 8月 2014 10:54)
このテスト撮影では絞り等は変えて撮影されているんでしょうか。
kanetomo-photo (火曜日, 05 8月 2014 11:04)
くらとも さん
鋭いご指摘ですね。おおよそ半絞り分の差がでます。