今日はマットカッティングと額装についてです。
写真館やスタジオ写真の最終的な形は台紙に貼られるか額装が一般的ではないかと思います。
近年、欧米のように部屋に写真を飾る方も多くいらっしゃいます。
しかし、殆どの場合額に写真を入れられるのに特別な加工をされないのが一般的で、時間の経過とともに写真は額の中で変形し挙げ句の果てにガラス面とくっ付いてしまい、何とかならないかと店に持ち込まれる事が多くあります。
そこで、当店では額装する場合アルミの板を使って裏打ち加工してから額に入れる事にしています。
こうする事によって写真の平面性も出、写真がガラス面にくっ付くトラブルはほぼ無くなります。
今回は肖像写真の下に文字を入れる加工も依頼されていましたので、マットには写真用の穴と文字用の穴を2つの穴を開けています。
こうすれば写真と文字が同じレイヤーに納まり額装の質が格段に上がります。
写真の撮影のみで終わらず、最終的な仕上がりまで手を抜かず出来てこそ写真にかかわるものの使命だと思います。
その辺りの情報がもっと出て来ても良いのではないかと思っています。
ブログを読まれた方は下の「スイカの絵」「ひまわりの絵」をクリックしてブログを読んだ足跡を残して頂ければ嬉しい限りです。
コメントをお書きください
くらとも (土曜日, 26 7月 2014 16:48)
アルミの板で写真を裏打ちされる時に写真とアルミ板は何で接着なさるんですか?
kanetomo-photo (土曜日, 26 7月 2014 18:06)
スプレー糊を使用しています。(例 3Mスプレーのり77)