最近ライティングのことを尋ねられることが多くなってきました。
特に写真に興味を持ち始めた方や、この業界の方などから少しづつ問い合わせや質問など・・・。
そんな中で、「写真を趣味でやってるのですが・・・」と前置きして言われる一つに「ブログの内容があまり良くわからない」とか「ライティングの用語がわからない」などといった意見も聞こえてきましたので、そういった方々にも少し理解していただけるよう、実例を含めて少しづつ説明する事もしていきたいと思います。
そこで、今回はライティングによく出てくる「ハードライトとソフトライト」について説明してみます。
ハードライトとは硬い光のことで実践で言えばクリップオンストロボを直接被写体に当てた時、光源の面積が小さく影がはっきり出ます。
そうした光のことを一般的に硬い光、ハードライトと呼んでいます。
また、クリップオンストロボを天井バウンスしてその反射光を利用して撮影する時、天井から反射してくる光は人物の影をはっきりと表現しませんね。
このような光は一般的に柔らかい光、ソフトライトと呼ばれています。
では、ソフトライトとハードライトははっきりとしたせんびきがされているのでしょうか?
答えはノーです。
定義があるわけではありません。非常に感覚的な区別で、人によって、またライトの使い方によって、相対的に区別されていると思います。
上に2枚の写真を載せましたが、最初の写真はモノブロックに7インチリフレクターを付けて撮影したものと、光源と被写体との間にディフーザー(光を拡散するもの)を置いて撮影した写真を2枚並べて見ました。
比較すると最初の写真が硬い光で、次の写真は上の写真と比較して光が柔らかになっているのがわかると思います。
ここで、付け加えておきたいのは実際にはもっともっと硬い光やもっとずーっと柔らかい光も存在するということです。
実際のスタジオライティングでもそういった光を作り、使いこなしているのです。
スタジオ撮影では硬い光と柔らかい光を組み合わせて使用することも多くあります。
最近では野外のオフシューライティングでもこの組み合わせで使用したり、硬い光と自然光のバランスで撮影することも多くあります。
一枚目と2枚目の写真をライトの状況がよく分かるように少し引いてお見せします。
ディフューザーの役目もお判り頂けるのではないかと思います。
今回使用した機材です。
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