今日は当店のスタジオで友人の仕事を手伝いました。
写真の複写です。
人物撮影と違い地味な仕事です。
でも、複写の場合は写真を撮影する者の腕の違いがはっきり出るので、疎かには出来ません。(どんなことでも同じなのですが)
最近の記事にこの手の話題が多いのですが、少しご辛抱ください。
大切にとってあった銀塩時代の原稿枠を使用して20枚ほどの写真を撮影しました。
変色や退色、銀の浮いたもの等がたくさんありスキャナでの読み取りよりカメラを使った複写方式で処理することにしました。
原稿が四つ切り程度なので写真のように2つのストリップボックスにグリッドをつけて使用しています。
グリッドをつけることによって余分の光をカットしてガラス面の予期せぬ反射を防ぎます。
原稿が大きくなれば同じものを4灯セットで使用します。
デジタル処理になって、カメラもスキャナとほぼ同じと考えられますし、なんといっても光源の自由度、方向性などが変えられる点や、スピードの速さ、後処理工程の時間削減などメリットも多々あります。
複写するものを見極めそれにあった方法をとることが大切と考えます。
先人達が残していった多くの複写テクニック等を思い返しながら新たな機材でよりよいものを生み出していくことに喜びを感じながら仕事を続けていきたいと思います。
本日の複写データは
E640 10"x36"stripbox+grid 1/16出力 ISO 100 1/160 F9 EOS 5D2 EF100
でした。
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